【DTM SynthesizerV】最もFusion的なった「夜の虹をつかまえろ!」の制作課程

みなさん、最後に虹を見たのはいつですか?僕は・・・はっきり覚えてません。では「夜の虹」を見たことがある方はいらっしゃいますか?
夜に虹なんて出るの?と思われるかもですが、実際あるそうです。ちなみに本エントリーは楽曲「夜の虹をつかまえろ!」を題材に据えて、コンセプトや制作過程。セッティングなどについて書く魂胆です。どうぞお付き合いください。

目次

楽曲データ

タイトル夜の虹をつかまえろ!
詞・曲KoiKoi
BPM138くらい
長さ03:25
総トラック数52トラック
キーA
ジャンルフュージョンポップ

実感として、今まで作ったボーカル曲の中でもっともフュージョンっぽい感じになったと思います。なのでジャンルはフューションポップとしました。
余談ですが、タイトルが「つかまえろ!」と命令形なので前回曲の「旅をせよ。汝、恋をするなら」と併せて僕的にこの2曲を「上から目線系」と呼んでいます。

コンセプト  

EPに収録するとしたら3曲目に配置することを想定しました。曲順はいまのところ


2 うわさの7-90-8エクスプレス
3 夜の虹をつかまえろ!

5 旅をせよ。汝、恋をするなら。
6 

となっています。1曲目と6曲目はボーカルにしたいというのは決まっていますが、どこかにインストを入れたいですね。

Fujigenの4弦ベースでスラップをやる

今回の曲は絶対スラップやるぞ!と意気込んで制作に臨みました。そしたら横ノリで踊れる曲になった笑。どーでも良いけど昨今の物価高の影響でとうとう国産楽器メーカーのFujigenさんも値上げの価格改定ですね。致し方ないと思います。・・・どーでもよくはないか汗。

作曲前の手がかりは「夜明けの虹」

僕はDAWに向かって作業する前に、曲のイメージや手がかりを言葉で書き出すことをするのですが、記録には

  • 都会の〜
  • 光を避ける
  • 夜明けの虹
  • 高層ビル
  • 雑然
  • 探偵
  • ネオンと怪しい感じ
  • 深夜
  • 地上まで届かない雨
  • メルティメルティー

などという言葉が並んでいました。その中でも「夜明けの虹」というアイディアを活かして「夜の虹」を仮タイトルにしました。なぜ仮なのか、というと作詞をするときの方向づけ・手がかりが弱い、つまり

「夜の虹」そのものを歌うのか
「夜の虹」を見ている僕・キミ、なのか
「夜の虹」その存在の不確かさなのか

というような「焦点」が漠然としているな、と感じたからです。もちろん歌詞なので、リスナーの皆さんに想像のための「余白」を確保しておくことは大切だと思いますが、作っている僕自身が方向性を見失う恐れがある。
例えが適切かわかりませんが「ボールを投げようとしてるけど、どこが当たりか判ってない」そんな感じです。
こういう時にイマジネーション、想像力を発揮せずに何が創作か。というわけで、虹という字は「虫」と「工」と書くことから、昔は生き物と考えられていたことを思い出し。

「つかまえよう」→「夜の虹をつかまえろ!」となりました。

作詞について

正直なところ、もっと良い言葉はあるように感じます。けれど、その言葉を探し始めて路頭に迷う前に止しておきました。100%を求めて最後の1ピースを「探し回る」より、限られた時間内で手元にたくさんの候補を集めてきて、最良・最善を「選ぶ」。自分の作る歌詞にどれほどの価値があるものか、と考えた時に「なんぼのもんでもない」と思うようになってきたのが大きいかもしれません。あんまり深刻にならなくなってきた。たかが、ではないですがどんなに転んでも阿久悠さんや、さだまさしさん。中島みゆきさんや米津玄師さんのようにはなれませんし、なりません。それでいい。

メロディづくりについて

一番最初にできていたのはこのイントロの部分です。

※↓大きめの音が出るので注意してくださいね。Bass譜面は実際の音と違うかもしれません。

なんとなーく気だるい感じのするメロディに聴こえますが、調性外の音はほとんどなく、むしろBassのほうに多い。僕が曲を作る時に失敗しやすいパターンとしては

・イントロのメロディだけができてしまう。
・同時に複数の音を伴ったリフっぽいフレーズができてしまう

この2ケースは曲に発展することが少ないです。どうしてか、行き詰まっちゃう。しかし「夜の虹をつかまえろ!」はイントロが最も先に出来上がったけれど、曲として完成にこぎつけられた稀なケースです。

プリセットって大事だねって話

ところで上記のイントロで使った音源について。このLEADはシンセがSpireで、Nhatoさんのプリセット「Nhato Spire Essentials」を使用しています。

なぜこのプリセットなのか、というと大好きなコンポーザーさんのTAKU INOUEさんがこんなポストをしていらっしゃったのを見つけたからです。


その中でも「LD STREAM」と「LD EMPIRE OF HEARTS」というプリセットの重ねがけです。「にュアーん」とした音が心地よいですよね。他にも使用しているプリセットがありますので、お時間ある方?は探してみてください。

Equipment

ここからは使用した機材やパラメータなどをご紹介しようと思います。今回はバンドサウンドが主体のため、使用しているトラックに特殊なものはさほどございません。

主なグループトラック名

  • Vocal
    • Mai Natural
    • Mai Reverb
    • Mai Delay
    • Chorus
  • Lead Synth
    • Spire
    • Opsix
  • Key
    • Piano
    • E.Piano(KORG Opsix native)
    • SY99
  • Strings
  • Guitar
    • Rythm Natural
    • Effects(Chorus, Delay, Reverb)
  • FX
  • Bass
    • LINE
    • Ampeg
  • Drums
    • Superior Drummer
      • BD
      • SD
      • HH
      • HT
      • FT
      • CRASH 01
      • SPLASH
      • CRASH 02
      • CRASH 03
      • RIDE
      • CHAINA

トラック数が最も多いのはDrumsです。単純にパーツが多いですからね。

SynthesizerV Mai

僕はまだV2へのアップグレードを済ませておりませんので、使用しているのはV1です。この次の曲からはV2になるぜ!のよてい。他の音声ライブラリも気になるのですが、きっと僕はMaiさんの声自体が好きなんだろうと思います。小技的なことは何もしていませんが、強いていえば今回はSynthVのナチュラルなトラックと、エフェクティブなトラックを切り分けたことでしょうか。これによって音量調整などがやり易くなったと感じます。

Bass

Fujigen NJ-200を使用。Slap奏法で弾いています。この曲はベースが要です。ノリを生み出してるのは60%くらいベースかもしれない。でも、、、弾くのは大変だった汗

C#音やD#音が頻繁に出てくる曲になっちゃったので、途中でmoonの5弦に持ち替えようか、とも思ったのですがそのままにしました。下のオーディオ2種類はイントロを2本のベースで引き分けた比較です。結構変わりますね。
Fujigen NJ-200は朗らかというか、エアー感のあるベース。

moon↓はもう少しこう、密度が詰まったというか「ギラっ」とした音色がします。

Drums

New World Kitを基本として、すこし重ための音がするパーツ、チューニングに置き換えています。特にRIDEはFIELDS OF ROCKの重心を下げたものがピタッとハマりました。

今回は無謀にも打ち込みでドラムソロを作ると言うことをしてみました。ちょっとでもニュアンスが出ていたのなら嬉しいですー。
ドラムソロ↓

おわりに

今回の曲は総じて特殊なことしてないんですが、弾いて楽しい、踊って楽しい曲になったのではないかなと思っています。元がダンサーですから、どうしてもそういう発想になっちゃう汗。次回はいよいよSynthV2で作ってみますよー。乞うご期待。
このエントリーをご覧いただいた方に、心からの感謝を。

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